HAPPY ENDING

私の日記です

2018年7月7日土曜日

朝になっても相変わらず雨だったけれど、少しずつ降る量が減っていった。私の住むところでは川は氾濫しなかった。朝イチでおにぎり、卵焼き、ウインナー、唐揚げ、豚汁が配られて、しばらくすると非常食のチョコチップパンが配られた。

お昼前には雨が止む時間帯などもあって、私の周りのお年寄り軍団は帰ろうとし始めていた。私も帰りたかった。帰ろうと準備をしていると、お弁当とお茶が配られたので、食べてから帰ることにした。

夫と会うことができた。持って来た着替えを渡すと、夫は再び仕事に戻っていった。

お昼過ぎ、おばあさんと娘さんに挨拶をして、避難所を出た。また会いたいですね、同じ市内で生活しているからまたきっと会えますね、あのスーパーで会いましょう、と言い合って別れた。

雨はほぼ止んでいて、外は普通の土曜日だったので不思議な気持ちだった。おじさんが普通に自転車に乗っていたり、ケーキ屋さんが営業していたり、あまりにも普通すぎて、さっきまで避難所にいたのが嘘みたいだった。

本当はいけないんだろうけど、どうしても川の様子が気になったので見にいくと、道路ギリギリまで茶色い水があった。氾濫していたら、どうなっていたんだろう。持ちこたえてくれて本当によかった、とつくづく思った。写真を撮っていると、通りかかった警察?の車から「危ないので避難してください!」と怒られてしまった。

帰宅すると、ますます日常に戻った。ただのいつもの午後だった。家は何の被害もなかった。給湯器の温度設定が初期化されていたので停電になった時間帯があったのかもしれないけど。

夕方、少し昼寝をしたら、部屋の下の方の空気が臭いことに気づいた。消毒のような、汲み取り式のトイレのような、なんとも言えない臭いが部屋の下の方にあった。なんだろう。

夜、夫がやっと帰宅したので、昨日の残り物の肉野菜炒め、ポテトサラダ、お味噌汁で夕ご飯にした。

夜寝るときもやっぱり臭かった。夫に訴えると、夫も気づいてくれた。私は臭くて眠れないのでマスクをして眠った。