HAPPY ENDING

私の日記です

2018年7月31日火曜日

図書館で読書した後、迷った末にカフェに寄った。

コーヒーとスコーンを注文して席に着いたタイミングで母から電話。実家の相続問題の話し合いをするので近々実家に顔を出せと言う。簡単に言わないでよ。ここから実家に帰るのにいくらかかると思ってるんだよ。私が引っ越す前に話し合いたいと言いつつ放置した弟、もう口を出さないと言ったくせにやっぱり今更しゃしゃり出て来る母、そもそも権利関係がぐちゃぐちゃなまま放置してきた父。何なんだよ。私に頼らないでよ。お父さんに言いにくいことを言う役を私にやらせないで。やっと実家から離れられたのにいつまでもまとわりついてくる。本当にもう嫌すぎて縁を断ち切りたい。父も母も伯母も弟もみんな嫌。実家が大嫌い。縁を切りたい。

カフェは広々としているし客も少なかったけど、電話でヒートアップした私の声は周りに聴こえていたかもしれない。歩いて帰る途中で恥ずかしさと情けなさと過去の記憶が蘇って、家に帰る頃には心が暗く落ち込んでしまった。

側から見て、異常な怒り方してたかもしれない。虐待かと思うほど子供を怒鳴る母親とか、ヒステリックなクレイマーとか、街中でたまに見かけるちょっとやばい人、それが私なのかもしれない。今までも、人のいるところで母親と言い争いをしたことが何度かある。そのときも周りの人から奇異の目で見られていたかもしれない。自分では大したことじゃないと思っていたけど、普通の人は人前で喧嘩しない。

母とイタリア旅行に行った時、コロッセオの近くで揉めて怒鳴り合いの喧嘩をした。レストランで母と言い争ってウエイターに心配された。ツアーで一緒になった若いカップルに「お母さんに対して、当たり強いっすね」って言われた。

職場の給湯室で母からの電話にブチ切れて対応しているのをパートのおばさんに見られたこともあった。

ああいうの全部、やばい人だと思われてただろうな。

今日は、こんな田舎の、唯一のカフェでやっちゃった。夫の知り合いに見られていたらどうしよう。

夕ご飯はまた麻婆茄子、玉ねぎと豆腐のお味噌汁。さすがに麻婆茄子飽きた。ナスが硬くて美味しくなかったし。

電話の内容とそれに対する怒りは夫に話した(カフェで電話に出てすごく怒っちゃったことは言わなかった、というか言えなかった)。さすがの夫も、私の実家がやばいことはだんだんわかってきたみたいで、心配している。

向田邦子「父の詫び状」。心に留めておこうと思ったことが2つあった。留めておこう。