HAPPY ENDING

私の日記です

2024年12月30日月曜日 訃報

毎年恒例、年末の帰省は夫婦別々にそれぞれの実家へ。

特急電車に緊張して薬を多めに飲んだおかげで平常心で乗ることができた。

実家でくつろいでいると、突然、従兄弟の訃報が飛び込んできた。歳は私の一つ下。ついこの間、癌になったと聞いていたけど、あまりに突然のことで家族中が絶句。元旦に予定していた親族の新年会は中止となった。

バタバタして餅つきが夜になってしまった。弟がいなかったので父と私で息を切らしながら餅をついた。餅つきは全身運動だ。

父と2人きりでいると、父が母方の親族の悪口を言い出した。嫌な気分になり、我慢できなくなって「私はそうは思わない。聞いてると嫌な気分になるから聞きたくない。お父さんがそう思うのは勝手だけど私を巻き込まないでほしい」と強い口調で伝えると、父は黙った。そして何ごともなかったかのように、餅米を蒸す時のコツを話し始めた。

従兄弟の訃報を聞いてショックを受けたが実感がない。でも従兄弟はもう死んでいて、私が食事をしたり風呂に入ったり親と会話をしたり、こうして普通に過ごしている今もなお死んでいる。従兄弟がいた時間は終わり、従兄弟がいない時間が始まって、続いている。

3日に家族葬