会社員時代の後輩と数年ぶりに会ってきた。グリップでランチして西武の屋上で日向ぼっこ。
後輩はコロナ禍での出産後に心身が疲れてしまったらしい。身体中に不調を抱えてあらゆる精密検査を受けたが問題はなく、結局心療内科に通っているという。一時期の私をもっと酷くした感じだ。「親以外、誰にも言えなかった」と聞き、ひとりで抱え込まないで！と思った。
まさかそんなことになっているとはつゆ知らず、会うなり「私パニック障害になっちゃったんだよ〜」と能天気に告白してしまったことが功を奏し、後輩も話す勇気が出たみたい。
お互いの状況を話して共感し合ったことで、癒された部分が確かにあった。
会社員時代の思い出話もたくさんして懐かしかった。オフィスでムーンウォークをして大好きな上司に「俺の前で二度とムーンウォークしないで！」とキレられたこと、一時期お昼に納豆を持参して食べていたこと（完全に記憶から消えていたし、今考えるとヤバすぎる振る舞いだがそれが許されるアットホームな環境ではあった）など、若かったとは言えやりたい放題やっていた20代の私である。仕事は大変だったけど個性を認めてもらって自由に伸び伸びと振る舞っていた。楽しかった時代。そのあと異動するたびに辛くなっていき、最後には心を病んだ訳ですが。
就職して最初に配属された部署で一緒だった人たちのことは今となっては全員好きだな。
夕方近くまでとにかくたくさん話してよく笑った。後輩が「独身の頃に戻ったみたい。子供がいることとか完全に忘れてました」「久しぶりに笑った」と言った。それは本当に良かったよ。私も、昔に戻ったように錯覚していた。
池袋に行くたびに、あげ潮（クッキー）を買ってしまう。家にあげ潮のストックがあると安心感（何の？）がある。
