HAPPY ENDING

私の日記です

2021年12月13日月曜日

帯状疱疹から汁が止まらない。夜中に痛痒さで目が覚め、頭皮を触るとジュクジュクが広がっていた。ふやけた絆創膏の匂いがする。禿げそう。

朝、猫を布団に呼んだが無視された。

しばらくすると弟の婚約者が猫を抱いて部屋に来た。「猫、入りますよ」。そう言うと、猫に「ほら」か何か言ってパッと放す。すると猫は私の布団の中にすんなり入ってきて、私の腕に両手を乗せてスヤスヤ寝始めるではないか。すご。猫使いなの?弟の婚約者に可愛がられて、猫は最近顔つきも変わってきている。

 

斎場がリニューアルしていて、火葬に進む時の生々しさが昔よりもかなり抑えられていた。それでも最後はかなり辛い。妹の夫の父という、私自身はほぼ交流のなかった人なのに、故人に近い人たちの気持ちを想像すると辛くて辛くて涙が止まらなくなってしまった。

葬儀を終えて、故人を見送る儀式がこれでひとまず終わってここからはその人がいない日常が始まっていくんだということを考えて、呆気ないものだと思った。生に対して、死が呆気なさすぎる。バランスが悪い。生は過程で、死は点だから?

先週までは当たり前に生きていたのに、生きていたその人はもう過去になった。生きているその人はもういない。その変化があまりにも唐突すぎて、何かを忘れてきてしまったような、逆に取り残されたような感覚がある。心が追いつかないということなんだろう。